越境ECを始めるなら知っておきたい!アジア主要国のセール事情

秋になると多くの国で大型のセールが始まります。
弊社でも夏頃から「セール時期に合わせた商品訴求をしたい。」というご相談が増え、撮影やコンテンツ制作が活発になる時期でもあります。
今回は、越境ECを検討中の方にぜひ知っておいていただきたい、アジアの主要セールについてご紹介します。
台湾|9月〜12月にかけて盛り上がる「周年慶」(ジョウニィェンチン)
台湾では、毎年9月から12月にかけて、百貨店を中心に周年慶が開催されます。日程は百貨店毎に異なっており、台北から始まり、各都市へと広がっていくこのセールは、台湾全土を巻き込む一大イベントです。
台湾の都市部には三越・伊勢丹・高島屋など、日本ブランドの百貨店が数多く存在しており、百貨店の密集度は世界一とも言われています。
セール期間中は割引だけでなく、限定商品や豪華なおまけ付きセットなど、百貨店ならではの魅力的なプロモーションが多数展開されます。ギフト需要の高まる時期でもあるため、販促タイミングとしても非常に重要です。
中国|注目はW11より「天猫88グローバルカーニバル」
日本でも話題に上がる「W11(ダブルイレブン)」は、11月11日の“独身の日(シングルデー)”にちなんだ、中国最大規模のECイベントです。アリババグループが主催し、年々その経済効果は拡大しています。
しかし、日本企業が越境ECで成果を狙うなら、注目すべきは8月1日〜8日に開催される「天猫88グローバルカーニバル」です。
このイベントは、縁起の良い数字「8」が並ぶ8月8日に合わせて行われ、特に海外ブランド向けに特化したプロモーション機会が提供されます。弊社でもこの期間に合わせたプロモーション施策やビジュアル制作のご依頼が多く、中国向け越境ECにおける重要なタイミングとして位置付けています。
インドネシア|12月12日の「Harbolnas(ハーボルナス)」
インドネシアでは、LazadaやShopeeといった主要eコマースプラットフォームによって展開される「Harbolnas(ハーボルナス)」が、毎年12月12日に開催されます。
この“オンラインショッピングの日”は、年末商戦のピークと重なり、特にファッションや美容カテゴリーで大きな盛り上がりを見せるのが特徴です。イベントの数週間前からプロモーションがスタートし、年末に向けてECの熱が一気に高まります。
マレーシア|ラマダン明けの「Hari Rayaセール」
マレーシアでは、イスラム教の断食月(ラマダン)明けを祝う「Hari Raya Aidilfitri(ハリラヤ・アイディルフィトリ)」にあわせて、全国規模のHari Rayaセールが展開されます。
この祝祭セールは、主にラマダン期間中から始まり、Eid(ハリラヤ)当日までの数週間にわたり盛り上がりを見せます。AEON、Parksonなどの大手小売業者からZalora、Lazada、ShopeeなどのECサイトまでが一斉に盛り上がりを見せます。
街中のショッピングモールでは、期間限定のセット商品や装飾が施され、オンラインでは最大90%オフのディスカウントやクーポン配布、フラッシュセールが実施されるなど、消費者の購買意欲を大きく刺激します。
越境ECは“現地カレンダー”を押さえるのが成功の鍵
アジアのセール時期は、日本の商戦スケジュールとは異なる場合が多く、現地の文化や消費行動に寄り添った施策が求められます。
「現地ユーザーに刺さるタイミングで、最適な訴求を行う」ことが、越境EC成功のポイントです。
弊社では、こうしたセール時期に合わせたECコンテンツ企画、撮影、販促物の制作などをトータルでサポートしております。
ぜひお気軽にご相談ください。お問い合わせはこちら