【2025年版】AIで画像探しがここまで変わる!ストックフォト選定を効率化する方法とは?

画像選定の効率化は、提案の質とスピードを変える
広告制作では、ビジュアルは一瞬で価値や世界観を伝える重要な要素です。スピードやコストに制約があるなか、ストックフォトの活用は有力な選択肢の一つといえるでしょう。
とはいえ現場では、
・理想の画像にたどり着けず、検索に時間がかかる
・キーワードが曖昧で、候補が絞りきれない
・複数のサイトを行き来し、作業効率が落ちている
といった課題に直面することも少なくありません。
そこで本記事では、AIを活用し、画像選定の精度とスピードを高める実践的な方法を、基本的に無料で利用可能なツールに絞ってご紹介します。
1. Everypixel Aesthetic AI:画像の「美しさ」をスコア化
https://www.everypixel.com/aesthetics
ストックフォトサイトで大量に画像が提示されたとき、「どれが最適か」の判断に迷うことはありませんか?
Everypixel Aestheticは、AIが構図・光・配色などをもとに各画像に“美的スコア(0~100)”を付与することで、その判断をサポートしてくれるツールであり、特に海外向けWebサイトのTOPページや提案資料など、印象が重要なビジュアル選定の場面で効果を発揮します。
・客観的な品質評価:感覚ではなくデータに基づいた選定が可能
・時間短縮:スコアが高い順に並べることで選定プロセスが効率化
・フィルター機能:商用利用可・無料素材など条件指定も可能
・チーム内での意思決定がスムーズに:「なぜこの画像か」を数値で説明できる
公式プラン・料金ページはこちら:https://labs.everypixel.com/help
2. Everypixel Stock Search:無料素材サイトを一括検索
同じくEverypixelのStock Searchは、Pexels、Pixabay、Unsplashなどの複数の無料ストックフォトサイトを一度に横断検索できるツールです。AIによるタグ付けや色、構図に基づいたフィルタリングが可能で、必要な画像に最短距離でたどり着ける設計になっています。
特に、コスト削減が求められるプロジェクトや、短納期の案件、社内資料・ブログ記事など日常的に画像が必要な場面で活躍します。
・検索効率の大幅向上:一度の検索入力で複数サイトを同時にチェック
・詳細フィルター:商用利用可・水平/垂直構図・色指定など、細かな条件設定が可能
・直感的UI:シンプルな英語ワードでも、実用的な素材をすぐに見つけられる操作性
公式プラン・料金ページはこちら:https://labs.everypixel.com/help
3. Google Vision AI Demo:画像からタグを抽出して検索ワードに
https://cloud.google.com/vision/docs/drag-and-drop
「この画像と似た素材が欲しい」と思っても、適切な検索ワードがすぐに思いつかないことはありませんか?
Google Vision AIは、画像をアップロードするだけで「何が写っているか」「どんな印象か」を自動で解析し、英語のタグとして抽出してくれるツールです。
クライアントから提供された参考画像をもとに類似素材を探す場合や、自社で使っている既存画像とトーンを揃えたいとき、あるいは英語での検索語に悩んだ際のヒントを得たいときにも活用できます。タグはそのまま他のストックフォトサイトで検索に使えるため、検索精度とスピードを同時に高めることが可能です。
・画像解析の自動化:アップロードした画像から検索キーワードを自動生成
・多言語対応:日本語での検索が難しい場合も適切な英語キーワードを提供
・詳細認識:「kitchen」「natural light」など具体的な要素を抽出
Google Cloud Vision API公式ページ:https://cloud.google.com/vision/pricing
4. Lexica.art:構図のヒントが欲しいとき、“AI画像の見本市”が役立つ
「どんな構図が効果的か、まだイメージが固まっていない」
そんな企画の初期段階で活用したいのがLexicaです。
キーワードを入力するだけで、AIが生成した多様な構図や雰囲気の参考画像を一覧で確認でき、クライアントへの提案前の視覚的な方向性整理や、実写素材を探す前のビジュアル設計にも活用できます。アイデアを視覚的に整理し、制作初期の共通認識づくりをスムーズに進めたい場面で効果的です。
・構図の発想源:「modern office meeting」などのキーワードから様々な構図例を表示可能
・プロンプト参照:各画像に使用された「プロンプト(構図説明)」も確認可能
Lexica Pro公式ページ:https://lexica.art/aperture
5. Adobe Firefly:生成画像とストック画像の連携活用
Adobe Fireflyは、商用利用可能なAI生成画像を作成できるツールで、Adobe Stockとの連携により、生成画像に近い実写素材もスムーズに検索・取得することができます。
撮影前のビジュアル方向性の確認や、提案用の仮ビジュアル制作、さらには実写素材が見つからない場合の代替手段としても有効で、企画初期から制作までの流れを効率化する強力な支援ツールです。
・すべての生成画像が商用利用可能
・Adobe製品との連携:Adobe製品とのワークフローが円滑
・高度なカスタマイズ:テキストプロンプトやリファレンス画像からの詳細な生成が可能
Adobe Firefly 料金プラン:https://www.adobe.com/jp/products/firefly.html
商用利用ガイドライン:https://www.adobe.com/jp/legal/licenses-terms.html
AIを味方につけて、画像選びを効率化する
紹介した5つのAIツールを活用することで、検索にかかる時間を大幅に短縮しつつ、画像選定の精度を高めることができます。
また、チーム内での意思決定もスムーズになり、グローバルに展開するコンテンツ制作においても、AIは心強いサポート役として効果を発揮します。
※本記事は2025年5月時点の情報に基づいています。各ツールの機能や利用条件は変更される可能性がありますので、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
ウィル・フォースでは、グローバル展開を見据えたビジュアル設計・コンテンツ制作を支援しています。AI技術を活用した制作支援・改善もご提案可能です。まずはお気軽にご相談ください。
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